Concept
段ボールと紙の器
すぐそばで暮らしを支える紙の器
と段ボール
現在使用されている段ボールは20世紀初頭に登場し、「木箱に代わる輸送材」として世界中に普及しました。一方、紙器(紙の器)の普及も19~20世紀からです。それから様々なデザインの紙器が開発されたことで、身の回りには色鮮やかなパッケージの商品が登場しました。どちらも人々の毎日を身近で支える素材です。
段ボールと紙器は自然と環境と人への優しさでできています
段ボール
21世紀現在、段ボールは私達の生活の一部となっています。段ボールは、19世紀中ごろシルクハットの内側のクッション材としてイギリスで誕生しました。その後、アメリカで包装材として使われるようになり、石油ランプやガラスなど割れやすい物のクッション材として輸送に使われました。皆さんが知る段ボール箱の登場は、19世紀末にアメリカが考案し、20世紀初頭に日本でも製造方法が開発され、世界中に「木箱に代わる輸送材」として普及することになります。
紙器(紙の器)
紙器(紙の器)は「紙で作る容器」を指し、広い意味では段ボールも紙器に含まれます。段ボールの元となる「ボール紙」を箱状に加工する「紙の箱」が多く、せっけんの箱やお菓子の箱などが「紙器」にあたります。身近で使用されている紙器ですが私達が見るような紙の箱が商業用に普及したのは、段ボールと同じく19~20世紀からで、普及にともない私達の生活は色々なデザインの紙器にあふれ、色鮮やかなパッケージの商品に囲まれるようになりました。私達の生活で、切っても切り離せない素材なのです。